うずラボ ~Uzu Lab.~
うずらの豆知識
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親鳥の特徴
体長は20cmほど。ニワトリの雌が約50cmなので、半分以下の大きさになります。体がずんぐりして尾が短く、目の上にベージュ色のラインが入っています。
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ひなの特徴
約17日でふ化して、直後から自立してエサを食べることができます。褐色の産毛で、背中に黒の3本の線が入っているのが見た目の特徴になっています。
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分布
日本のうずらは、学名で「Coturnix japonica」と言います。野生のうずらは渡鳥で、東日本や中国東北部、沿海州で繁殖し、西日本と中国南部で越冬します。
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歴史(江戸時代の話)
古事記や万葉集にもうずらの記述がありますが、日本で家禽化されたのは、江戸時代と言われています。初めは採卵用ではなく、豪快な鳴き声を楽しむために飼われました。
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武士に好まれ~
江戸時代に豪快な鳴き声を楽しむために愛玩用として飼われたうずら。鳴き声が、「ご吉兆(ゴキッチョー)」と聞こえたことから、特に武士に好まれました。
卵の豆知識
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栄養価
古代中国の書籍で、朝鮮人参やマムシと並ぶ健康食品と記されたうずらの卵。鶏卵と比べても、特にビタミンが豊富です。赤血球を作るのに必要なビタミンB12は、鶏卵の約5.2倍になっています。
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薬として使われていた
栄養価の高いうずらの卵は、古来より薬として使われていた歴史があります。東南アジアで強精剤として、ヨーロッパではアレルギー緩和剤として、日本でも昭和初期まで肺病や心臓病の薬として販売されていました。
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同じメスは
同じ柄の卵を産むうずらの卵には、外敵から守る保護色として独特の模様があります。この模様は、体内の卵を作る器官に由来することから、同じメスからは同じ模様の卵が産まれます。
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免疫力高い
うずらの卵に含まれるタンパク質は、他の鳥の卵に比べ、人間の腸内にある物質と親和性があることからアレルギー反応が起きにくく、免疫力を高めると言われています。
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卵のうまい割り方
小さいうずらの卵を割るには、専用のはさみを使うのが一番ですが、なくてもご安心を。優しくテーブルにコンコンすると、凹みができます。そこ凹みに指を入れ、引っ張ると殻がはがれます。
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2卵のたまご
1卵が普通のたまごですが、まれに2卵のたまごがあります。その割合は、5千~1万個に1個。さらに、極まれに(1億個に1個?)3卵のたまごもあります。宝くじの当選確率をはるかに超えていますね。